看護の教育機関の主流の変化について〜専門学校から大学へ〜

前回と同時期にできたトピックです。
同じタイトルですが、別の切り口で書いてみました。

国家試験受験資格の認可は、

卒業済み、もしくは卒業見込み予定の看護学生が対象です。

専門学校(専修学校)とは養成校のことであり、各業界で即戦力となりうる技術をもつための学校です。
看護専門学校もしかりです。
文部科学省のHPにも定義があります。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/1280727.htm

しかしながら、専門学校が減少しており新規大学の増加しています。
それに伴い看護師になるという意欲が低い学生の受け皿となる大学が増えています。

入学後、そのような学生を無下に大学から排除することは困難な状況にあります。
(多くの新設大学では看護学科での収入で経営を賄う事実もあるため)

つまり学生のために大学教育の質を下げざるを得ない状況となります。

経営のための教育となると、学生の国家試験合格率も大事となります。
つまり看護師国家試験を受けるための講義ばかりの傾向になります。

例えば看護系大学は求められるものは以下のとおりである。

<学士課程における看護系人材養成の特徴> 大学がこうした教育を実施してきたのは、看護師等が人々の生活が営まれるあらゆる場 で、あらゆる利用者に対し、責任を持って看護ケアを実施していく能力を有する必要があ るという認識に基づいていたからである。 このような看護師等の養成には、指定規則による特定の職種に関する専門的な知識・技 術の教育に留まらず、批判的思考力や創造性の涵養、研究能力の育成が求められる。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/40/toushin/__icsFiles/afieldfile/2011/03/11/1302921_1_1.pdf参照(文部科学省より)

しかし、大学教育での質の低下が続けば、大学のもとめる人材が生まれることは困難です。
さらに専門学校のように社会の即戦力となる人材育成も難しく、国家試験合格が最終目標となる学生が増えるでしょう。

これは専門学校教育でも問題となる学生の受け皿を、
大学教育が担うということです。

プロを目指す高校野球児に例えた場合、
野球界で活躍し生活することを想定せず、プロ野球野球選手を目指すようなものです。

看護と大学(2)

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